京都での新春初笑いといえば、南座の松竹新喜劇と祇園花月のよしもと新喜劇である。南座の歴史は、松竹のHPによれば次の通り。
南座のルーツは江戸時代初期(慶長年間 1596-1615年)までさかのぼります。慶長八年(1603年)に京市中において出雲阿国がかぶき踊りを披露して衆目を集める一方、芝居町として発展してきた京四条河原が民衆の熱気と賑わいであふれかえる中、南座はこの地で誕生し、以来400年を超えて歌舞伎をはじめとする多彩なジャンルのエンタテインメントの中心であり続けました。
明治39年(1906年) 白井松次郎、大谷竹次郎兄弟の松竹合名会社が南座の経営に当たります。そして大正2年に改築。さらに昭和4年、由緒ある櫓を備えた桃山風破風造りの典雅な劇場を竣工させ、以来激動の昭和期を通し京阪の代表劇場として多様な演目を取り上げました。とりわけ京の年中行事となった歳末の吉例顔見世興行は戦中も一度も絶えることなく、古来よりの吉例を重んじながら、その歴史に新しい夏を加え続けて参りました。
一方、よしもとは、新京極にあった京都花月劇場が1987年に閉鎖になって以降は京都に演芸場を持っていなかったが、2011年7月に現在の場所を祇園会館から借り受け、劇場としての営業を開始した。祇園花月が入る祇園会館は1958年のオープンで、もともと映画館とボーリング場だったそうだ。
今年は、祇園花月でよしもとのお正月興行を見てきた。前半は漫才、後半は新喜劇という構成である。 50周年になる大ベテラン「オール阪神巨人」の話芸に大笑いしてきた。いい年になりますように!
□公共交通機関使用による訪問難易度