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中将姫の物語が残る當麻寺

国宝の當麻寺本堂曼陀羅堂

国宝の當麻寺本堂曼陀羅

京都駅から近鉄に乗り、橿原神宮前駅で乗り換え、当麻寺(たいまでら)駅で降りる。約80分の距離だ。当麻寺駅から二上山方面に真っ直ぐ歩くこと10分で、當麻寺(たいまでら)に着く。

當麻寺は、612年に聖徳太子の弟麻呂子親王が創建した古い寺。法隆寺ができた5年後のことである。奈良時代に建てられた本堂曼陀羅堂と東塔(三重塔)、平安時代に建てられた西塔(三重塔)の3つが国宝に指定されている。元々この寺の本尊は金堂の弥勒仏であったが、今の本尊は本堂曼陀羅堂にある「古曼陀羅」(非公開)である。

この曼陀羅の由来となっているのが中将姫の物語である。奈良国立博物館のHPに中将姫の物語のあらすじが記載されている。

奈良時代、貴族の娘として生まれた中将姫は、美しく清らかな心をもつ女性であった。しかし実母の死後、継母(ままはは)に疎(うと)まれ山中で殺害されそうになる。純粋な中将姫は助けられ山中で育つが、偶然父と再会し都に戻る。その後中将姫は當麻寺で出家。極楽浄土への思いを募らせていると、阿弥陀如来観音菩薩の化身が現れ、蓮糸で當麻曼荼羅を織りあげ中将姫に極楽の姿を示す。そして中将姫は29歳のとき阿弥陀の来迎を受け無事極楽へ往生する。

現在、本堂で見ることができるのは「文亀曼陀羅」という写本である。古曼陀羅とほほ同じサイズ(縦3.75メートル、横3.83メートル)の一枚の絹に写した絵画で、文亀年間(1501〜1504)に描かれて、永正2(1505)年に完成したとされている。
 
當麻寺のHPによるといくつかの當麻曼荼羅がある。

www.taimadera.or.jp

奈良県のこの辺りは、近鉄大阪線南大阪線が非常に近くを並行して走っている。同じ鉄道会社なのになぜか、この秘密は近鉄のHPにあった。

南大阪線 | 近畿日本鉄道

また、大阪線標準軌南大阪線狭軌と線路の幅が異なる。この2つの路線が合流するのが橿原神宮前駅である。東洋経済オンラインのこの記事に詳しい。

近鉄の橿原神宮前、ほかの駅にはない「レア風景」 標準軌の橿原線、狭軌の南大阪・吉野線の合流点 | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン

さらに、この辺りには、現在からはあまり想像がつかないが、日本最古の国道が通っており、交通の要衝であった。

竹内街道・横大路(大道)活性化実行委員会ホームページ

春分や浄土想った二上山

□公共交通機関使用による訪問難易度