西芳寺(苔寺)の近くにある浄住寺が春の特別拝観(4/27〜5/6)をしていたので行ってきた。阪急上桂駅から歩いて10分ほどのところにある。
浄住寺は、平安時代の弘仁元年 (810)、52代嵯峨天皇(50代桓武天皇の子)の勅願寺として第3世天台座主の慈覚大師円仁(えんにん)によって開かれたが、鎌倉時代の弘長年間 (1261~1263)に、公家の葉室定嗣(はむろさだつぐ)が奈良西大寺の叡尊(えいそん)を招いて、真言律宗の寺院として再興する。
その後、度重なる兵火により荒廃していたが、江戸時代の元禄2年 (1689) に、黄檗宗の僧である鉄牛道機(てつぎゅうどうき)を開山としてからは黄檗宗の寺院となって現在に至っている。現存する本堂などは江戸時代(1689〜1700)に建てられたものだ。
とは比べものにならないほど小さなお寺だが、入り口から本堂に至る参道の石階段の両側は、この時季、青もみじと竹林がとても美しかった。水戸黄門の杖にもなった亀甲竹の林も珍しかった。
□公共交通機関使用による訪問難易度
- 浄住寺(易)