今回のスイス旅行で驚いたことが3つあった。1つめはスーツケースの運搬、2つめは空港、3つめは物価である。
スイス国鉄のスイストラベルパスを持っていると、付帯サービスとして、スーツケースの運搬をしてくれる。宿泊しているホテルまでスーツケースを取りに来て、次の宿泊先のホテルまで運んでくれる。駅まで重いスーツケースをゴロゴロとか、ポーターを呼んでも部屋になかなか取りに来てくれないイライラとは無縁だった。このサービス、JR東海さんも京都で実現してほしい。
二つめは空港。といっても、これは関空固有の話かもしれない。今回、チューリッヒ空港と関空でスーツケースが受け取れないトラブルを経験した。どちらの空港でも、LOST&FOUNDというところに行って、届かなかったスーツケースを登録して再配達を依頼する手続きを行った。チューリッヒ空港の手続きはデジタル化されていた一方、関空のそれは全て手書きであった。当然、関空の方が手続きに時間がかかった。国際空港はミスが起こる前提でシステムを作っておく必要があると思う。
JDパワーが国内線利用者に対する空港満足度に関するインターネット調査結果を発表している。
以前の投稿にも書いたが、関空は投資が足りていないと思う。
最後は物価。旅行中の為替レートは、1CHF(スイスフラン)=170円前後であった。
場所 | 内容 | スイスフラン | 円換算 |
---|---|---|---|
スーパー | ボトル水 | 0.4CHF | 68円 |
スーパー | エビアン | 1.0CHF | 170円 |
スーパー | ビール | 2.5CHF | 425円 |
スーパー | コーヒー飲料 | 2.5CHF | 425円 |
スーパー | サンドイッチ | 4.0CHF | 680円 |
空港のバーガーキング | コーラMサイズ | 4.7CHF | 800円 |
中級程度のレストラン | 前菜+メイン+デザートのスイス料理 | 40.0CHF | 6800円 |
中級程度のレストラン | ビール | 6.0CHF | 1020円 |
中級程度のレストラン | グラスワイン | 7.0CHF | 1190円 |
チケット | アイガー・エクスプレス(ロープウェイ)上り片道 | 32.0CHF | 5440円 |
チケット | スネガ展望台ケーブルカー往復 | 24.0CHF | 4080円 |
チケット | ゴルナーグラート鉄道往復 | 50.5CHF | 8585円 |
※観光鉄道やケーブルカーはスイストラベルパス保有で割引あり
この旅行中「モノやサービスの値段はこれくらいだろう」という感覚がどんどん壊されていった。日本にはコンビニがいたるところにあり、スイスに比べて、新鮮でバラエティに富んだ商品を圧倒的な安価で手に入れることができる。ただこれを当たり前だと思っていいのか、わからなくなってきた。
2023/9/20追記
京都市も「ハンズフリー京都」という、荷物を駅から宿まで届ける活動をサポートしているようだ。でもやりたい事業者さん「手を挙げて」ではサービスとして機能するのかな?とも感じる。今後に期待しましょう!
https://hands-free.kyoto.travel/service