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退職して京都に移住して2年目突入!

空海の自筆が残る御室仁和寺

京都御所の紫宸殿を移築した仁和寺金堂

京都御所の紫宸殿を移築した仁和寺金堂

先日、世界遺産仁和寺の特別拝観を見てきた。国宝の金堂の裏側(須弥壇背面の裏の壁)に描かれた五大明王の壁画が公開されている。

真言宗御室派 総本山仁和寺 |【第51世門跡再任記念】377年、初公開から5年。ふたたび五大明王。 377年前の先人の思いを次世代へ-国宝金堂に秘められた壁画を公開!【PR】|PR|京都新聞

仁和寺は、888年に59代宇多天皇によって開山。894年には出家した宇多法皇が第1世となり、以後は長い間、皇室出身者が住職を務める門跡寺院であった。応仁の乱でほとんどの建物が焼失するも、徳川家光の時代になって再興された。その際、京都御所から、紫宸殿(金堂)、清涼殿(御影堂)など多くの建物が下賜された。


霊宝館には、888年創建時の金堂本尊である阿弥陀如来坐像(国宝)や空海の自筆と言われる「三十帖冊子」(国宝)が展示されている。日本に真言宗を持ってきた空海はどんな人だったのか。司馬遼太郎さんは、これまでの日本にはいなかったタイプの人物(思想家・哲学者)であったとこの本に描いている。

春の御室桜(おむろざくら)と秋の紅葉のシーズンは混雑を覚悟して行くべきだが、紅葉には少し早いタイミングだったので、広い境内をゆっくりと楽しむことができた。

□公共交通機関使用による訪問難易度