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大谷翔平選手が本塁打王のタイトルを獲る

10/2(日本時間)、大谷翔平選手のMLBアメリカンリーグ本塁打王が確定した。3月のワールド・ベースボール・クラシックの大興奮から始まった今シーズンは、開幕から二刀流で大活躍、通算44本のホームランを放って、見事に本塁打王のタイトルを獲得した。打率も3割を超え、投手としても10勝した。この背景に、大谷選手のたゆまぬ努力と肉体改造があることは間違いない。それは、大谷選手の打球スピードと飛距離の伸びが裏付けている。

が、ここでは、バッティング・マシーンについて書いてみたい。そのマシーンは「TRAJEKT ARC」というらしい。投手が投げるボールをデータ化、そのボールを忠実に再現するマシーンだ。

画像は、TRAJEKT社のHPから

画像は、TRAJEKT社のHPから

サンスポのこの記事が詳しい。

【MLB】大谷翔平、三冠王へ一流投手の投球〝完コピ〟マシン 回転数、変化量に加え軌道にジャイロ成分を反映 (1/2ページ) - サンスポ

エンゼルスは今年に入り、カナダのトラジェクト・スポーツ社が開発した「トラジェクト・アーク」を導入。これまではデータ解析機器「スタットキャスト」で得られる球速や回転数、変化量を入力して使うマシン「iPitch」を、他の球団と同様に使用。だがiPitchでは、ジャイロ成分(アメリカンフットボールクオーターバックが投げるパスのような進む方向に対して直角、らせん状の回転)などの軌道を再現することが不可能だった。
回転数や変化量などのほかに、回転軸と回転効率のデータを取り込むことで球の軌道にジャイロ成分を反映させ、投手が投げる球の完全コピーに成功した。見た目は、投手の映像が映し出されるバーチャル投球マシン。ここに最新技術が加わった。価格は非公表だが、データ更新などの維持にかかる月々の費用は1万ドル(約147万円)以上という。
リリースポイントも再現できるため、試合直前に対戦投手の投球を〝目慣らし〟することが可能になり、両リーグトップの44本塁打をマークする大谷の好成績につながっている。

F1は、実際のサーキットをデータを使ってヴァーチャルに再現し、その擬似空間を実際に走ってみて最速の走行方法を見つけるシミュレーションの時代になっている。野球も、配球データを見ながら投手の攻略方法を頭で考える時代から、データを使って投球を擬似的に再現し、事前に対戦して練習する時代になってきているようだ。このマシーン、日本には入ってきているのか?