よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

平安京の表鬼門を護る猿

表鬼門を護る赤山禅院

表鬼門を護る赤山禅院

表鬼門といわれる平安京の北東、丑寅(うしとら)の方向には比叡山がある。そして比叡山を南西に下ったところに赤山禅院という延暦寺塔頭がある。


赤山禅院は、第4世天台座主安慧が888年に開山したといわれる寺だが、仏様ではなく、中国の神様である赤山大明神を本尊としている。なので、寺なのに鳥居も拝殿もある。そして、拝殿の屋根には鬼門除けの猿が置かれており、平安京を護る役目を果たしている。本尊の赤山大明神を祀る本殿には「皇城表鬼門」の札が掛かる。


ちなみに、赤山大明神は「福禄寿神」という、幸福・封禄(財産)・長寿をもたらす神様だそうで、「都七福神まいり」で参拝する寺社のひとつとなっている。また、ずっと後の江戸時代に、南隣に修学院離宮が設けられたので、いっしょに訪ねるのがおすすめだ。

 

□公共交通機関の使用による訪問難易度