広隆寺については、前回少し書いた。600年代の初めの頃、秦河勝(はたのかわかつ)が建立した聖徳太子を本尊とする古いお寺だ。
残念ながら、保存修理中の桂宮院(国宝)と講堂を見ることはできなかったが、新霊宝殿にある仏像を眺めるだけでも訪れる価値は十分にある。奥の中央には、国宝第1号の弥勒菩薩半跏思惟像、反対正面には千手観音と不空羂索観音、左手には十二神将、右手には吉祥天などなど、鎌倉時代よりも前の時代に造られた仏像が整列している。本当に圧倒される空間だ。
広隆寺の駐車場を出ると、右手が東映京都撮影所になる。豆大福「うずまさふたば」の前を通って、嵐電北野線撮影所前駅に出る。一駅乗ると嵐山本線乗換駅の帷子ノ辻駅だ。
□公共交通機関の使用による訪問難易度
- 広隆寺(易)