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天孫降臨神話の地

国宝霧島神宮は屋根が美しい

国宝霧島神宮は屋根が美しい

鹿児島旅行のDAY2は、霧島神宮に向かった。鹿児島中央駅から日豊本線の特急で霧島神宮駅まで約50分、駅前から路線バスに乗り約10分で霧島神宮に到着した。

霧島神宮は、天孫降臨の主人公である瓊瓊杵尊または瓊々杵命(ににぎのみこと)を祀る。坂本龍馬が新婚旅行で訪れたところでもある。神社本庁のHPでは、天孫降臨の神話を次のように伝えている。

天照大御神さまは、孫の瓊々杵命に三種の神器である八咫の鏡(やたのかがみ)・八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授け、豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)を高天原(たかまのはら)のようにすばらしい国にするため、天降るように命じました。

天孫降臨は、皇室の御先祖が高天原から天降り、この国を豊かにそして平和に治められていく様子を語り伝えるものです。瓊々杵命は天照大御神さまより、高天原の稲を授かり、豊葦原水穂国の人々の食物とするように命じられました。この神話を私達の祖先は稲作の起源として語り継いできました。ここからも稲が日本人にとっていかに大切で、神聖な食物であったのかを理解できましょう。

霧島神宮の創建は6世紀と伝えられ、最初は高千穂峰と御鉢(おはち)の間にある脊門丘(せとお)に建てられた。霧島山の噴火による消失と再建を繰り返し、500年以上前にいまの場所に移された。現在の社殿は、島津家第21代当主島津吉貴が、1715年に建立・寄進したもので、2022年に本殿・幣殿・拝殿が国宝に指定された。

路線バスの本数がとても少ないので要注意である。事前に調べておいたバスがダイヤ改正でなくなっていたため、今回現地に滞在出来たのは1時間余りだった。神宮の裏手の森の水路には温泉が湧き出ており、硫黄の臭いが漂っていた。次回は近くにある霧島温泉も訪ねてみたい。

鹿児島中央駅に戻る日豊本線の車窓からは、国分のソニーや隼人の京セラホテルが見えた。鹿児島も九州シリコンアイランドの重要な一画だ。