よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

奈良と京都の間にあった恭仁宮

海住山寺の国宝五重塔

海住山寺の国宝五重塔

澤田瞳子さんが藤原京を舞台に大宝律令成立の物語『日輪の賦』を書いている。藤原京平城京の前のミヤコで、今でも大和三山の中心に遺跡が残っている。春には桜と菜の花が満開になりとても美しい。


平城京から平安京に移る前のほんの一時期、聖武天皇の時代に恭仁宮というミヤコが建設された。それは、現在の木津川市、JR大和路線加茂駅の近くにある。


恭仁宮の北の山中には海住山寺、南の山中には浄瑠璃寺という国宝建造物を持つお寺があるので、4月下旬に行ってみた。


海住山寺から南方を望むと恭仁宮、そして遠く平城京が見渡せる。浄瑠璃寺は浄土庭園を挟んで、国宝の阿弥陀堂と三重塔が残っている。どちらのお寺もバスの便数が少ないので訪れるのは一苦労だが、古の奈良と京都のつながりを強く感じられる地域だ。

 

□公共交通機関の使用による訪問難易度