相国寺は、1392年に3代将軍義満が創建した臨済宗のお寺。足利氏の邸宅「花の御所」の隣接地である室町一条あたりに総門があったといわれ、北は上御霊神社の森、東は寺町通、西は大宮通にわたる広大な寺域を持っていたようだ。
現在は同志社大今出川キャンパスの北に隣接している。境内にある承天閣美術館は、江戸時代に活躍した伊藤若冲や円山応挙などの作品を所蔵している。
義満の山荘北山殿を、義満の死後にお寺とした金閣寺(正式には鹿苑寺)と、8代将軍義政の山荘東山殿を、義政の死後にお寺とした銀閣寺(正式には慈照寺)は、相国寺の塔頭寺院である。銀閣寺には義政が実際に過ごした書院東求堂が残っており感慨深い。
□公共交通機関の使用による訪問難易度