京都市内から北東方向を見るといつも比叡山がある。出町柳から叡山電車で八瀬まで行き、ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぐと比叡山頂駅に着く。ここからはシャトルバスを使って、東塔、西塔、横川エリアを移動できる。帰路は、坂本ケーブルで琵琶湖側に下るのもよい。
天台宗総本山である比叡山延暦寺の歴史は最澄・伝教大師から始まる。785年に草庵を開き、その三年後に一乗止観院(現在の根本中堂)を創建した。以後、時代とともに整備され発展したが、織田信長の焼打ちにあって大部分を焼失し、現存する建造物のほとんどはその後の再建となっている。
比叡山延暦寺はとても広く、一度に全山を見て回ることはできない。それに坂道も多い。良い季節に何年もかけてゆっくり巡りたい。
□公共交通機関の使用による訪問難易度
- 比叡山(中)