よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

現在の稼働率70%

8/10の報道「中国 日本への団体旅行 10日にも解禁へ 外務省に伝える」(NHK

www3.nhk.or.jp


旅行で京都に来る外国人はもう十分増えている実感があるけれど、実際はどうなのか? 京都市観光協会が、加盟している京都市内の宿泊施設に実際に調査しているデータがあったのでグラフにしてみた。

暦年の集計となっているが、2023年は6月末までの半年間のデータである。調査対象は、京都市内のホテル111施設19012室(客室カバー率52%)と旅館26施設648室(客室カバー率12%)となっている。棒グラフは、宿泊した外国人と日本人の数を積み上げている。連泊した場合でも「1」とカウントする。折れ線グラフの稼働率は、販売している部屋数のうち売れた部屋数である。月次や年次、速報や確報といったいくつか異なる基準のデータを使用している。なので、傾向を大掴みにする程度に見てほしい。


2020年3月19日から外国人の入国を原則禁止。一時期規制が緩和されたタイミングもあったが、2022年2月までは規制が続いた。2022年3月から1日の入国上限を5000人に、2022年6月から同2万人に、2022年9月から同5万人に緩和、2022年10月11日に上限規制は撤廃された。一方、国内旅行については、2021年10月22日〜2022年2月1日の間と2022年3月22日以降(年末年始とGW期間を除く)に旅行支援策が実施されている。

  • コロナの影響で、2020年と2021年は宿泊客数がコロナ前の半分となったが、2022年にはコロナ前に匹敵する年間300万人を回復している。回復の主役は旅行支援策に後押しされた日本人であった。
  • 2023年は入国規制がなくなった外国人の宿泊が大きく増えている。日本人も引き続き増加しているため、外国人と日本人を合わせると、暦年ではこれまでのピークを上回る勢いである。6月までの数字を単純に2倍すると、年間ではこれまでのピークを大きく上回る430万人となる。
  • 但し、販売可能客室数が2015年に比べて2倍以上となっているため、稼働率にはまだ余裕がある。

ただ、交通インフラは足りるのだろうか?