9/13付の京都新聞は「京都検定 人気なお断トツ」という記事を載せている。京都商工会議所主催の「京都・観光文化検定(京都検定)」は20周年を迎えるが、全国のご当地検定の中で未だに断トツの受験者数を維持している。京都検定の受験者は毎年6000人を超え、次に多い「金沢検定」の2116人、「なにわなんでも大阪検定」の2052人、「奈良まほろばソムリエ検定」の943人を大きく上回っている。
京都検定の受験者数を時系列でみても、初めての受験となる3級の受験者を毎年3000人以上も集めており、これは毎年の全受験者のだいたい半分を占めている。新規受験者の流入が毎年続く限り、京都検定の人気は安泰だろう。
自分も移住した今年、2023年7月に行われた3級の試験を受けてみた。3級は合格率こそ7割を超えるが、試験問題はなかなかハードだった。例えば61番目の問題。
婚礼時には橋を渡らないように遠回りするといわれている橋はどこか?
(ア)一文橋(イ)一条戻橋(ウ)観月橋(エ)夷橋 正解は(イ)
さらに1級に至っては、20年で延べ合格者はたったの1335人。3級・2級を含む延べ受験者に対して僅か1.8%という狭き門である。合格された方はとても尊敬できる。ただ、試験に合格するためだけに勉強するのはこの歳になると面白みがない。これからも街歩きをゆっくり楽しみたい。