よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

古都再見と京都はんなり暮し

鴨川に沿って流れる高瀬川のほとりに葉室さんの仕事場はあったらしい

鴨川に沿って流れる高瀬川のほとりに葉室さんの仕事場はあったらしい

子供の頃、司馬遼太郎さんの「世に棲む日々」を読んで高杉晋作に憧れた。オヤジの歳となって、葉室麟さんの「春風伝」を読んで高杉晋作を再び思い出した。

葉室麟さんは2017年にお亡くなりになられたが、週刊新潮での連載をまとめた「古都再見」という本が2017年に出版された。64歳となられた2015年に「幕が下りる前に見ておきたい」と京都に仕事場を移した葉室さんが、京都に実際に住み、京都のあちこちを訪れて感じたことをコラムにまとめられている。

また、この本の最後に解説を書いている澤田瞳子さんも「京都はんなり暮し」で京都の一年、春夏秋冬を書いている。

京都にいると、この二人の作家が書かれているのと似た経験ができる。もちろんお二人のような深い捉え方はできないが、この二冊の本を読むと、明日も街歩きに出掛けようと気持ちになる。