よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

若冲が晩年を過ごした石峰寺

五百羅漢がある石峰寺

五百羅漢がある石峰寺

澤田瞳子さんが『若冲』を小説に書いている。伊藤若冲は、1716年に京都錦市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれる。弟に家督を譲って画家となった。晩年は宇治の石峰寺(せきほうじ)の門前に暮らし、85歳の生涯を閉じた。


その石峰寺を訪ねてみた。伏見稲荷大社の南方の山裾にあり、JR奈良線稲荷駅からお寺に向かう道は少しわかりにくい。黄檗宗のお寺なので、山門には中国風の趣きがある。


ここには若冲のお墓がある他、本堂の裏山には、若冲が下絵を描き、石工に彫らせたという五百羅漢と呼ばれる石仏群がある。今は四百体余りが残っているが、元は千体以上あったらしい。静かなお寺だった。

 

□公共交通機関の使用による訪問難易度

  • 石峰寺(中)