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京都観光快適度マップを知っていますか

画像は京都観光快適度マップのHPから

画像は京都観光快適度マップのHPから

混雑回避に役立つ京都観光快適度マップ|【京都市公式】京都観光Navi

京都観光快適度マップなるものがあるらしい。市内観光エリアの混雑度を予測してアイコンで表示している。

「これまで使っていなかった外国人観光客の位置情報データを加えることによって、予測精度を向上させる」とのリリースが10/12に出たので、このマップの存在を知ることとなった。

このマップ、もともとは「嵯峨・嵐山」「祇園・清水」「伏見」の3エリアについて、春・秋の観光シーズンに表示していたらしいが、2020/11のリニューアルで、対象エリアを増やすとともに、混雑度予測を通年に拡大したようだ。

当時のリリース等から探ってみると、KDDI Location Analyzerというサービスを利用して位置情報データを収集し、集めたビッグデータFacebookの時系列予測ツールProphetを用いて予測を出しているとあった。前者は、auスマートフォンの位置情報ビッグデータに、同意を得ている契約者の属性(性別・年齢層)を紐付けているものらしい。

ビッグデータの活用例としては、とても教科書的なプロジェクトだと思う。しかし、このマップの的中度はどの程度のものなのか、このマップはどれくらい認知・利用されているのか、利用拡大のためにどのような活動がなされているのか・・・ちょっともったいないプロジェクトだとも感じる。

ビッグデータを使えばどんなことができるのか、この本がわかりやすくて面白い。

こちらは2013年に翻訳の出た古い本だが、当時この本を読んだ際には「アメリカではこんなことになっていたのか」「だからみんなビッグデータ収集の陣取り合戦に躍起になっているのか」と衝撃を受けた。