よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

街中の大寺、建仁寺

建仁寺法堂の「双龍図」は写真撮影可

建仁寺法堂の「双龍図」は写真撮影可

現在でも、祇園に大きな寺域を残す建仁寺鎌倉時代創建の臨済宗のお寺。パンフレットには「京都最古の禅寺」とある。1202年に、鎌倉幕府2代将軍源頼家が寄進した土地に、宗から臨済宗を持ち帰った栄西を招いて開かれた。天文年間(1532〜1555)には、大火により法堂などが焼失してしまったが、慶長4年(1599)に恵瓊(えけい)が安芸国安国寺から方丈を移築し復興が始まったようだ。

拝観料を支払って入場すると、俵屋宗達の代表作「風神雷神図」のデジタル複製された屏風が最初に出迎えてくれる。続く方丈には、これもデジタル複製の海北友松「雲龍図」がある。外廊下を渡って、法堂に移ると本尊釈迦如来坐像を大迫力の小泉淳作「双龍図」が天井から見守っている。この天井画は現代になってから、2002年に描かれた。大雄苑、潮音庭、◯△□乃庭も美しい。ただ、一番観たかった方丈の屋根の形が、実際にはパンフレットとは少し違って見えた。

□公共交通機関使用による訪問難易度