よそもんが京都で暮らす

退職して京都に移住して2年目突入!

きっとこれが最後の引越し

米国ニュージャージー州のアパートのベランダから。ハドソン川の向こうはマンハッタン島

米国ニュージャージー州のアパートのベランダから。ハドソン川の向こうはマンハッタン島

今回は単なる思い出話です!


先日、18回目の引越しをした。2016年に思い切って断捨離を済ませたので荷物はあまり多くないが、それでもいざ引越しとなるとなにかと忙しく、結構疲れた。

数えてみると、高校を卒業して上京してから今回まで、この43年間で18回引越しをしている。通算すると、東京に32年とすこし、米国の2都市に5年、兵庫の2都市に4年、京都に10か月(現在進行中)、埼玉に6か月、住んだことになる。

30代半ばまでは転勤族で、2年に1度は引越しをしていた。30代後半に転職してからは、多摩川のほとりに落ち着いたが、50代になってまた単身赴任や子どもの独立で引越しが増えた。60代になり退職したので京都に完全に移住した。そして、今回がきっと最後の引越しになると思う。

隙間風を感じた武蔵野の安アパート、銭湯が閉まる直前にいつも駆け込んでいた信濃町の下宿、新入社員の頃の独身寮、窓から聞こえてくる阪神甲子園球場の大声援、新宿河田町のフジテレビ商店街、江戸川区の町工場の音とにおい、米国ヴァージニア州の深い森を抜けるハイウェイ、ハドソン川を流れる氷塊と通勤で使ったフェリー、多摩川の花火大会、東京ミッドタウンの夜景、神保町の本屋街・・・

今でも全部の家の立地や間取りはもちろん、家族や友人と過ごした時間を思い出せる。楽しいことも苦い経験も。暮らしたところは記憶に強く結び付いている。新しい家でまた思い出を作っていきたいと思う。