引越しをしたので「方除(ほうよけ)の大社」とされる城南宮に行ってきた。地下鉄竹田駅から南西方向に歩いて15分くらいのところにある。京都の人は、新築・転居・旅行などの際に、ここでお祓いをしてもらうようだ。
城南宮の歴史は古い。ホームページによると平安京遷都と同時にできている。
延暦13年(西暦794年)の平安京遷都に際し、都の安泰と国の守護を願い、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせ祀り、城南大神と崇めたことが城南宮のご創建と伝え、城南宮とは平安城の南に鎮まるお宮の意味です。
また、後の時代には、鳥羽離宮の一画に位置したことから院政の舞台となったり、明治維新の際には鳥羽伏見の戦いがここで始まったりしている。
鳥羽離宮があった平安末期の地図をみると、この辺りから南側一帯は川だった。現在では全く面影はないが、平安京遷都の際に、都の南を護るお宮がこの地に置かれたのには納得がいく。
□公共交通機関使用による訪問難易度
- 城南宮(易)