今年もF1日本グランプリに行くことができた。あの音と匂いを一度でも味わうと、毎回「来年もまた来よう」と思う。
ドライバーもチームもFIAも鈴鹿サーキットも、そして今年はブルーインパルスも、みんなが最高のイベントにしようと頑張っている。近鉄もJRも三重交通も鈴鹿の人達も同じだ。それはもの凄くありがたい。
しかし、この歳になるとちょっと体力的にしんどくなってきた。特に今年は暑かったので「鈴鹿に来るのもそろそろ最後かな」と思ってしまった。
名古屋駅前に宿をとり、近鉄を利用して、金曜日・土曜日・日曜日の三日間、名古屋と鈴鹿サーキットを往復した。F1ウィークの間は同じような行動の人が名古屋駅周辺にはたくさんいる。近鉄特急はネット予約をしておけば確実に座っていけるが、そこから先がなかなか大変だ。実際に往路と復路のそれぞれにかかった時間は次の通り。
図の中の「バス待ち行列」の時間を見てほしい。近鉄白子駅から鈴鹿サーキット駐車場のバス発着場までは、三重交通が直通シャトルバスを出している。往路は近鉄白子駅に着いてからバスに乗るまでの時間、復路は鈴鹿サーキット駐車場のバス発着場に着いてからバスに乗るまでの時間だ。
決勝のある日曜日の来場者は101,000人と発表された。もちろん全員がこのシャトルバスを利用するわけではないが、往路も復路も1時間以上の待ち時間となる。三重交通の運営に問題があるわけではない。バスの数が足らないのではなく、ただただ利用する人がたくさんいるということだ。バスに乗客を誘導して乗客がバスに乗り込む時間がどうしてもかかる。これが待ち行列の時間となる。楽しいイベントの最後に苦行が待っている。何か良いアイデアはないものか?